
せっかく神社やお寺で授かった大切なお守り。
家に持ち帰ったあと、なんとなくテーブルの上に置きっぱなしにしていませんか?
あるいは、引き出しの奥深くにしまい込んでしまってはいないでしょうか。
実は、お守りには「絶対に置いてはいけない場所」が存在します。
もし、知らず知らずのうちにタブーな場所に置いているとしたら、ご利益が薄れるどころか、神様に対して大変失礼な振る舞いをしてしまっているかもしれません。
この記事では、年間数百の神社仏閣に関するデータを分析する専門家の視点から、以下のことを徹底解説します。
- お守りを置いてはいけない危険な場所ワースト5
- 意外とやってしまっている持ち歩きのNG行為
- 神棚がなくてもできる、運気が上がる正しい安置方法
読み終える頃には、あなたの手元にあるお守りが本来の力を発揮できる「特等席」が必ず見つかるはずです。
正しい知識を身につけて、神様のご加護を最大限に引き寄せましょう。

まず知っておくべき前提:お守りは「物」ではなく「神様の分身」
具体的な場所の解説に入る前に、これだけは絶対に押さえておいていただきたい前提があります。
それは、お守りは単なる「ラッキーアイテム(物)」ではないということです。
お守りは、専門用語で「依代(よりしろ)」と呼ばれます。
「よりしろ」という考え方を理解する
依代とは、神様の御霊(みたま)が宿るための「器」のことです。
神社にある本殿と同じように、お守りの中には神様の力が分け与えられています。
つまり、お守りを家に置くということは、
「自宅に小さな神様をお招きしている」
ことと同義なのです。
もし、あなたが尊敬する恩師や、大切な来客を家に招いたとき、散らかった床に座らせたり、汚れたトイレの近くに立たせたりするでしょうか。
絶対にしませんよね。
お守りの置き場所を考えるときは、この「大切な人をおもてなしする感覚」を持つことが、何よりも重要です。
このマインドセットさえあれば、自然と置いてはいけない場所が見えてきます。
それでは、具体的なNG場所を見ていきましょう。
絶対に避けるべき「お守りを置いてはいけない場所」5選
風水的な観点、そして神道における「穢れ(けがれ)」の概念に基づき、絶対に避けるべき場所を5つ厳選しました。
もし現在、これらの場所に置いている場合は、すぐに移動させてください。
1. 不浄な場所(トイレ・洗面所の乱雑な場所)
最も避けるべきなのは、物理的・精神的に「不浄」とされる場所です。
具体的にはトイレや、汚れ物が溜まった洗面所などが該当します。
神様は「清浄」を最も好みます。
反対に、汚れや悪臭、ジメジメした空気といった「穢れ」を極端に嫌います。
トイレは、古くから厄や悪い気が溜まりやすい場所とされています。
そこに神様の分身であるお守りを置くことは、神様の力を弱め、かえって悪い気を吸い寄せてしまう原因になりかねません。
たとえ「トイレの神様」のお札であっても、掃除が行き届いていない汚れた棚に置くのはNGです。
常に換気を行い、ピカピカに磨かれた状態でない限り、水回りに置くのは避けるのが賢明です。
2. 人が見下ろす場所(床・足元)
お守りを床に直置きするのは、絶対にやめましょう。
これには明確な理由があります。
神様を見下ろすことになるからです。
私たちは神社で参拝するとき、必ず神様を仰ぎ見る形になります。
家の中でも、神様(お守り)は人間の目線よりも高い位置、あるいは同等の位置にいていただくのが礼儀です。
- 床に置いたカバンの中に入れっぱなし
- ローテーブルの下の棚
- 床に積み上げた雑誌の上
これらはすべて、人間が立って歩く際に神様を見下ろす配置となります。
誤って踏んでしまうリスクもあるため、物理的にも精神的にも最も避けるべき場所の一つです。
3. 暗くてジメジメした場所(クローゼットの奥・引き出しの底)
「大切だから」といって、引き出しの奥深くにしまい込んでいませんか?
実は、これもあまり良くありません。
神様は「陽の気」を好みます。
太陽の光が届かず、空気が淀んでいる真っ暗な場所は「陰の気」が満ちやすく、神様の居心地としては最悪です。
特に、何年も開けていない引き出しの奥や、湿気がこもるクローゼットの隅は要注意です。
お守りは「閉じ込める」ものではなく、私たちの生活を見守っていただくものです。
どうしても保管が必要な場合でも、定期的に取り出して外の空気に触れさせたり、白い和紙に包んで桐箱に入れたりするなど、敬意を払った保管方法を心がけてください。
4. 電磁波が強く干渉する場所(テレビやルーターの真上)
これは現代特有の「置いてはいけない場所」です。
テレビの上、Wi-Fiルーターのすぐ横、パソコンの排熱口付近などです。
これには二つの理由があります。
一つは、静電気やホコリが集まりやすく、物理的に汚れやすいこと。
もう一つは、強い電磁波や熱が、場の気を乱す可能性があるという考え方です。
スピリチュアルな観点では、電磁波などの強いノイズは、神聖な波動を阻害するとも言われています。
また、家電製品の上は不安定で、振動で落下する危険性もあります。
「落ちる」というのは、お守りにとって非常に縁起が悪いことです。
安定した静かな場所を選んであげてください。
5. 寝室の「足」が向く方向
寝室にお守りを置くこと自体は、安眠祈願などの意味合いであれば問題ありません。
しかし、配置には細心の注意が必要です。
あなたが寝るとき、足を向ける方向に置いてはいけません。
「足を向けて寝られない」という言葉がある通り、敬意を払うべき対象に足を向けるのは失礼にあたります。
もし寝室に置くのであれば、枕元の高い位置(サイドテーブルや棚の上など)を選びましょう。
足元の棚の上などは避けるべきです。
意外とやりがち?持ち歩く際のNGパターン
家での置き場所だけでなく、持ち歩く際にも「置いてはいけない場所(入れ方)」があります。
特に男性に多いのですが、以下の行為は今すぐ見直すべきです。
ズボンの「後ろポケット」は最大のタブー
これはお守りに対する、最大級の侮辱になりかねません。
お守りをズボンの後ろポケットに入れたまま座るとどうなるでしょうか。
そうです。神様をあなたのお尻で敷くことになります。
これは、神様を踏みつけるのと同じくらい失礼な行為です。
また、お守り自体が折れ曲がったり、中の内符(神様が宿る本体)が破損したりする原因にもなります。
「肌身離さず」というのは、「お尻の下に敷く」ことではありません。
ポケットに入れるなら、せめて上着の胸ポケットなど、心臓に近い高い位置を選んでください。
汚れたバッグの底やゴミと一緒の状態
カバンの内ポケットに入れるのはOKですが、カバンの底に放り込むのはNGです。
カバンの底には、ホコリや食べかす、使用済みのティッシュなどのゴミが溜まりがちです。
そんな「吹き溜まり」のような場所に、神様を放置してはいけません。
カバンに入れるなら、以下の工夫をしましょう。
- 専用のポケットを決める
- ポーチなどに入れてから収納する
- カバンの上部に紐で結びつける
カバンの中も一つの「部屋」だと考えて、整理整頓された場所にいていただくのが鉄則です。
ここなら安心!お守りの効果を高める「正しい置き場所」
では、どこに置くのが正解なのでしょうか。
神棚があればベストですが、現代の住宅事情では難しいことも多いでしょう。
神棚がなくても、以下の3つの条件を満たす場所であれば、そこが「パワースポット」になります。
基本は大原則「目線より高い・明るい・清潔」
この3つさえ守れば、そこは立派な安置場所です。
- 目線より高い位置: タンスや本棚の上など、大人が立ったときに目線より少し上になる場所が理想です。見上げることで、自然と敬う気持ちが生まれます。
- 明るい場所: 東向き、または南向きで、朝の光が入るような場所が最適です。太陽のエネルギーはお守りの力を活性化させます。
- 清潔な場所: ホコリを払い、常に清められた状態を保てる場所を選びましょう。白い紙や布を敷くと、結界のような役割を果たし、より丁寧です。
神棚がない場合の「代用スペース」の作り方
本格的な神棚がなくても、100円ショップや無印良品などで売っている「ウォールシェルフ(壁に付けられる棚)」を使えば十分です。
リビングなど、家族みんなが集まる明るい部屋の壁に、小さな棚を設置してください。
そこに白い紙を敷き、お守りを立てかけて置く。
これだけで、立派な「簡易神棚」の完成です。
高価な神棚を買うことよりも、このように「大切に扱う環境を整えること」の方が、神様には気持ちが伝わります。

よくある疑問:複数の神社のお守りは一緒に置いてもいい?
「たくさん置くと神様同士が喧嘩する」
そんな噂を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、結論から言えば、喧嘩はしません。
神様は喧嘩しないが「属性」には注意
日本の神様は非常に心が広く、協力し合って私たちを守ってくださると考えられています。
ですので、安産のお守りと交通安全のお守り、あるいはA神社とB神社のお守りを並べて置いても問題ありません。
ただし、注意点が一つだけあります。
「神道(神社)」と「仏教(お寺)」の区別です。
基本的には一緒でも問題ないとされていますが、厳密には「神様」と「仏様」は異なる存在です。
可能であれば、棚の中で場所を少し離すか、右側を神社、左側をお寺というように、エリアを分けるとより丁寧です。
また、稀に「他のお守りと一緒に持たないでください」と明記されている特殊なお守りもあります。その場合は、その神社の教えに従ってください。
まとめ:感謝の気持ちこそが最強の安置場所
お守りを置いてはいけない場所について、詳しく解説してきました。
最後に、もう一度重要なポイントを振り返りましょう。
- 不浄な場所(トイレ・汚れ場)は避ける
- 見下ろす場所(床・足元)には置かない
- 暗くてジメジメした引き出しの奥はNG
- 持ち歩く際はお尻で踏まないよう注意
- 「目線より高く・明るく・清潔」が鉄則
これらを守ることは、「作法」であると同時に、あなたの「心の表れ」でもあります。
お守りを丁寧に扱うということは、自分自身の願いや、自分を守ってくれる存在を大切にすることと同じです。
もし今、悪い場所に置いてしまっていたとしても、気づいた時点で「申し訳ありませんでした」と一言詫びて、きれいな場所に移動させれば大丈夫です。
神様は、あなたのその「気づき」と「改善しようとする心」をきっと見てくださっています。
今日から早速、お守りの居場所を整えて、清々しい毎日を送ってください。
